主訴
2019年7月から喉に痰がからみ、その1週間後からのぼせ感と強い倦怠感、鬱々とした気分が続きました。さらに不眠や食欲不振もありました。
心療内科でうつ病と診断され、薬を服用していましたが、一向に改善しませんでした。
なかなか良くならないため、調べるうちに上咽頭炎ではないかと思い、来院されました。
発症前は軽い運動をしたり体を動かすことが好きでしたが、症状が原因でそれができなくなり、余計に落ち込んでしまうことが増えたとのこと。
今の状態から少しでも早く抜け出し、出かけたり運動したりできるようになりたいと強く思い来院されました。
施術内容と経過
1回目
上咽頭炎に特徴的な首のコリがありました。
さらに腹診をしたところ、硬い部分が複数箇所あり、特に胃の反応部位が硬い状態でした。
首のコリを緩めるために膝のツボに鍼施術を行い、胃の反応部位を緩めるために手のツボに鍼をしました。
5回目
胃の反応部位が柔らかくなってきました。
それとともに倦怠感が少なくなり、短い時間の散歩ができるようになりました。
胃の反応部位以外のお腹の硬さを緩めるために、手にある別のツボに鍼をしました。
15回目
お腹全体が柔らかくなってきました。
痰がからむことがなくなり、不眠と鬱々とした気分になる頻度も半減しました。
毎日30分の散歩ができるようになりました。
24回目
さらに首のコリとお腹の硬さを緩めていきました。
この時点で不眠もなくなり、食欲不振や鬱々とした気分になることがなくなりました。
主に使用したツボ
手十莉R 頭韻R 膝門L
考察
上咽頭炎による自律神経症状が強く出ていたケースでした。
首のコリを緩めると共に、内臓を整えることで、自律神経を安定させることができました。
上咽頭炎で自律神経が失調することは多いため、そのようなケースでは、内臓の調整が重要であることを改めて感じた症例です。
お困りの方はお気軽に当院へご相談ください。
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