40代女性 顔面神経麻痺によって引き起こされた味覚障害の改善症例

主訴

来院の2週間前、朝食の味がいつもより薄く感じ、その後食事の味がしなくなり、右の顔がひきつり話しにくくなりました。

自宅近くの耳鼻科で「ベル麻痺」と診断され、すぐに紹介された病院に入院しステロイド治療を受けました。

一時的に少し回復傾向にはなりましたが、退院後も

  • シャワーで目がしみる
  • 口が動かず話しにくい
  • 何を食べても味がしない

といった症状が残り、医師からは回復に1年ほどかかるかもしれないと言われました。

サービス業で人前に立つことが多く、近々TVに出演する機会もあったため、「このままでは仕事を続けられない」と、どうにか早く改善させたいと当院に来院されました。

症状の該当箇所のイラスト

施術内容と経過

1回目

  • 施術の写真
  • 施術の写真

顔の動きに関わる頚のコリが見られました。
手のツボに鍼施術を行うと頚のコリが緩み、顔が少し動かしやすくなったとのことでした。

~3回目

施術を続けると、目が閉じられるようになり、シャワーで目がしみることはなくなりました。
口も動かしやすく話しやすくなりました。

4回目

ウインクができるようになり、味覚も徐々に戻ってきました。

6回目~

見た目はほぼ改善している状態になりました。
頬を膨らませると、少し鼻の下が左に傾く程度にまで改善。
TV出演も、顔のことを気にすることなく終えられたと嬉しいご報告がありました。

その後も来院ペースをあけながら施術を続け、後遺症なく元の状態に回復したため施術を終了としました。

主に使用したツボ

面谷R 六谿R 張楊R

考察

発症から2週間という早期に、顔の動きに大きく関わる頚や肩のコリに注目して施術を行うことができたため、後遺症を残さず、順調に回復することができました。

また、お客様ご自身が日常生活でできることにも尽力してくださったことも、後遺症なく施術を終えることができた大きな要因であると考えられます。

お困りの方はお気軽に当院へご相談ください。

はりきゅうルーム岳 代々木上原院