50代女性 ラムゼイ・ハント症候群による頭痛、難聴、めまいの改善症例

主訴

3日前の夕方、たばこがうまく吸えないことで異変に気づきました。
数時間後には耳周囲の頭痛と耳の腫れが出現。鏡で顔を見ると、眉毛の高さが違っていました。

急いで地元の耳鼻科を受診し、「ラムゼイ・ハント症候群」と診断され、「7日~10日かけて悪化していく」と医師から言われ、薬の使用を開始しました。

翌日には、顔の麻痺と頭痛(ビリビリと走る痛み)が悪化。
聴力も落ち始め、めまいで歩行に支障が出ている状態でした。

心配した長女様がインターネットでハント症候群について調べたところ、鍼が有効と知り、ハント症候群の実績がある当院を選択し来院されました。

症状の該当箇所のイラスト

施術内容と経過

1回目

  • 施術の写真
  • 施術の写真

来院時には口の麻痺が強く、食事が摂れない状況でした。
口の麻痺を改善するために、背中と手のツボに鍼施術を行いました。
すると、初回の施術直後には麻痺していた口に感覚が戻り、力が入るようになりました。

2回目

口が動くようになり、「イー」の口の動きができるようになりました。

~10回目

その後、集中して施術を行い、計7回の施術でほぼ元通りまで回復しました。

最後に再発予防の施術を行い、計10回で当院を卒業されました。

主に使用したツボ

治谷L 下肩内L

考察

後遺症が残りやすいとされるハント症候群であっても、発症から3日で鍼施術を開始し、週2回の集中施術が早期改善に繋がりました。

また、ご家族の支えも重要な要素でした。
ご自宅が遠く、めまいで外出が困難な状態でしたが、旦那様が仕事を休み、車で片道1時間半の送り迎えをしてくださり、週2回の通院を可能にしてくれました。

ご家族の献身的なサポートがあってこその結果だと思います。

お困りの方はお気軽に当院へご相談ください。

はりきゅうルーム岳 代々木上原院