30代女性 薬を飲んでも回復の兆しが見えなかったラムゼイ・ハント症候群の改善症例

主訴

2週間前、朝起きて歯磨きをしていると、口から水がこぼれてきました。
何かおかしいと思い、病院の内科に行き、すぐに耳鼻科を紹介されました。

耳鼻科で「顔面神経麻痺(ラムゼイハント症候群)」と医師に言われ、薬の使用を開始しましたが、回復の兆しが見えないことに不安を感じ、インターネットで他の方法を探されました。

鍼灸治療の存在を知りましたが、鍼に対する恐怖感が強かったとのことです。

そんな中、「顔に鍼をしない」施術方法を知り、勇気を出して当院に来院されました。

症状の該当箇所のイラスト

施術内容と経過

1回目

  • 施術の写真
  • 施術の写真

ご本人に自覚症状はありませんでしたが、頚の前側(胸鎖乳突筋)の緊張が強いため、手と足のツボに鍼施術を行いました。
すると、初回の施術からまばたきが動くようになりました。

5回目

その後も頚の筋肉を柔らかくするように鍼施術を続けました。
5回目には全ての動きが滑らかにできるようになり、見た目では病気を感じさせないくらいまで回復しました。

1ヶ月後

その後は、動かした時にご本人が感じる違和感をなくすために、背中や足のツボに鍼を行いました。

合計1ヶ月の施術で元の通りの顔に回復しました。

主に使用したツボ

転龍R 肩内R 張陽R 膝陽関R

考察

難治性と言われるラムゼイハント症候群であっても、適切な頻度で施術ができれば回復するケースは少なくありません。

発症当初が一番回復するチャンスでもあるため、短期間で集中して施術を行うことの重要性を再確認しました。

勇気を出して鍼を選択し、当院を信頼して身体を任せていただけたことに感謝いたします。

お困りの方はお気軽に当院へご相談ください。

はりきゅうルーム岳 代々木上原院