主訴
3週間前に突然めまいに襲われました。
すぐにめまいは落ち着いたものの、電話で右耳から音が聞き取れないことに気づきました。
耳鼻科を受診し聴力検査を行うと、右耳の聴力が低下しており、「重度の突発性難聴」だと診断を受けました。
ステロイド投薬で様子を見ましたが症状に変化はなく、2週間後の検査でも改善が見られませんでした。
男性との会話や電話対応がしにくく、「このまま年齢を重ねるとさらに悪くなるのではないか」と心配になり、病院以外の方法を探しました。
NHKで鍼の番組を見て耳にもいいのではないかと思い、「はり 耳鼻科」で検索したところ、耳鼻科を専門としている当院のHPを見て来院されました。
施術内容と経過
1回目~
頚肩を触診すると、内耳への血流に関わる強いコリが見られました。
コリを緩め血液を耳に促すため、肘と足のツボに鍼施術を行いました。
週に3回の施術を続けると、少しずつ聞こえに変化が見られ、犬の鳴き声が右耳から少し聞こえるようになりました。
11回目
施術後、耳鼻科で聴力を測ると前回よりも改善傾向にあることが確認できました。
内臓調整も行い、さらに内耳へ血液を送れるよう調整しました。
繰り返し施術を行うと、駅のアナウンスやテレビの音が聞こえるようになりました。
電話での会話も少し遠くには感じるが聞こえるようになったとのことです。
23回目
施術後の聴力検査の結果で、正常値の範囲まで回復しました。
日常生活に支障なく暮らせるまで回復することができました。

主に使用したツボ
肘溝R 玉横R 腎陽R
考察
頚肩のこりを緩めることで、新鮮な血液を内耳へ届けることに集中して行った結果、耳鼻科の医師も驚くほど聴力が回復しました。
お客様は、最初は「少しでも良くなれば」と弱気な面も見られましたが、聴力が回復し日常的な音が入ってくることで、どんどん施術に前向きになっていかれました。
耳はメンタル面にも関わりが深いため、前向きに施術に取り組めたことも改善の大きな要因だと感じています。
お困りの方はお気軽に当院へご相談ください。
お電話ありがとうございます、
はりきゅうルーム岳 代々木上原院でございます。