主訴
6月中旬に夏風邪を引き発熱し、鼻や喉の調子が悪くなりました。
熱はすぐに下がりましたが、翌週サウナへ行ったところ再び発熱。同時に左耳の聞こえが悪く感じました。
耳鼻科で「突発性難聴」と診断され、10日間の入院でステロイドを投薬しました。
入院中から左の耳鳴り(シー、ザー)と耳詰まりが出るようになりました。
退院後も聴力や耳の状態に変化はなく、回復が見られませんでした。
子供の声や駅のアナウンスが耳に響いてしまう状態でした。
鍼灸が良いという情報を得て、別の鍼灸院に通院しましたが、鍼の痛みが強く、改善も見られなかったため通院を断念。
状況を友人に相談したところ、当院を紹介されました。
発症から1ヶ月以上経っており、回復するか間に合わないのではないかと心配されていました。
施術内容と経過
1回目
内耳に血液を送るため、首や肩周辺のコリを緩める施術と同時に、風邪の影響を考慮し鼻や喉の調整を行う施術を行いました。
~5回目
4回目までは体感的な変化は見られませんでしたが、5回目あたりから聞こえが少しずつ良くなっている感覚が出てきました。
10回目
体感的に聞こえがさらに良くなっている感覚が、少しずつですが強くなっていました。
32回目
週に2~3回の施術を続け、施術開始から4ヶ月(32回目)で、耳鳴りは残るものの、聴力検査では正常の値に回復していました。
さらに施術を続け、睡眠不足の話があったため、睡眠の改善と顎の調整を行いながら施術を続けることで、残っていた耳鳴りも生活に支障がないまでに回復しました。
主に使用したツボ
肘鼻L 黒紋L 耳衝L
考察
発症から1ヶ月以上経過していたため、ご本人は心配されていましたが、諦めずに施術を続けたことが功を奏しました。
今回は風邪を引いた後から耳の調子を悪くしたため、特に喉や鼻の影響が大きかったと感じます。
また、仕事が忙しく寝るのが遅くなり、睡眠が4時間ほどしか取れていなかったこと、歯ぎしりの自覚もあり、顎に過剰な力がかかり緊張状態を作り、睡眠の質を悪くし、耳の回復を妨げていたと考えられます。
お困りの方はお気軽に当院へご相談ください。
お電話ありがとうございます、
はりきゅうルーム岳 代々木上原院でございます。