50代女性 慢性上咽頭炎による強い鼻の乾燥感(ドライノーズ)、頭痛、声のかすれの改善症例

主訴

10年前からドライノーズと耳鼻科で診断されていました。

鼻の奥に強い乾燥感があり、それに伴い前頭部に頭痛が出るとのことでした。
この乾燥感が強くなると、声がかすれて出づらくなり、鼻から喉にかけて何かがへばりつくような感じを覚えていました。
3年前からはのぼせ感も続いていました。

2019年11月にさらに症状が悪化したため、耳鼻科に行き慢性上咽頭炎と診断。
週に2〜3回のBスポット治療を受けましたが、あまり改善が見られなかったため、他の治療を探していました。

当院のホームページで上咽頭炎の施術をしていることを知り、耳鼻科で改善しなかった症状が良くなったという喜びの声を見て、希望を感じて来院されました。

症状の該当箇所のイラスト

施術内容と経過

1回目

  • 施術の写真
  • 施術の写真

上咽頭炎に関係する首のコリが顕著に見られました。
そこを緩めるために手に鍼施術を行いました。

お酒や甘いものを好んで飲食すると言っていたため、症状が悪化することを伝えました。

8回目

ここまでの施術では症状の変化が少なかったため、施術を見直しました。
鼻の奥の乾燥感が一番辛く残っていたため、首の上部に残っているコリに注目し、上咽頭部の上部に対して効果のある足首のツボに鍼をしました。

9回目

鼻の奥の乾燥感を感じない日が1週間のうち2日ありました。
その日は頭痛もへばりつき感もなく、声がかすれにくく感じたとのことでした。

13回目

首の上部のコリがほとんどなくなりました。
鼻の奥の乾燥感を感じる日が1週間に1回ほどまで減少しました。
のぼせ、頭痛、へばりつきを感じることも少なくなり、声がかすれなくなりました。

主に使用したツボ

足根L 頂頭R 手里L

考察

鼻の奥の乾燥感が主訴であった今回の例では、上咽頭炎に関係性が強いコリを取るだけでは改善しませんでした。
首の上部のコリを取ることで、上咽頭部の上部の症状を改善できました。

首こりの位置と症状の位置の関連性を考えさせられたケースであったと考察します。

お困りの方はお気軽に当院へご相談ください。

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