主訴
来院1週間前、風が耳元で吹いているような「ザーッ」という耳鳴りに気がつきました。
保育園児と小学生のお子様がおり、遊んでいる時の声などが割れて響いて辛いとのことでした。
耳鼻科を受診した結果、「突発性難聴」と診断され、薬を処方されました。
来院時は、水の中にいるような耳のこもり、閉塞感、そして周りが静かになった時や寝る前に気になる「ブーン」という耳鳴りがありました。
過去に同じ病気になった知人から「発症から2週間がタイムリミットだよ!」と言われ、焦り、病院以外の治療法を探しました。
「突発性難聴」で検索したところ、当院の「肩こりをなくすことで耳の不調を改善していく」という記載に目が留まりました。
ひどい肩こりの自覚があったため、「ここなら良くなるかも」と希望を抱いて来院されました。
症状の悪化に不安を感じていましたが、「自分自身が健康でいることが家族の幸せには必要」と考え、「なんとしても改善したい」という強い決意をお持ちでした。
施術内容と経過
1回目
肩こりを解消することによる耳への血流増加を試みました。
特に右顎の緊張が強く、それが肩こりにつながっていることが分かったため、手と骨盤のツボを用いて施術しました。
2回目
初回の帰り道から閉塞感が減ったとのことでしたが、まだ不安定でした。
静かなところで気になる「ブーン」という耳鳴りは残っていました。
3回目
耳鳴りは普段は気にならなくなっています。
初回同様の施術を継続しました。
4回目
調子は良く、耳の不調に対する不安感もだいぶ減りました。
6回目
良い状態を維持でき、耳鳴りはもうありません。不安も消失しました。
症状の安定と状態の確認のため、1ヶ月後の来院としました。
主に使用したツボ
合谷R 心癒R 顎緩R
考察
肩こりの原因は人それぞれあります。
原因をきちんと見極められるかが、早い回復を実現するカギとなります。
この症例の場合、顎の緊張が強いことが原因として大きく、そこを適切にアプローチしたことが回復に繋がりました。
さらに、ご本人が「これまで疲労を溜め、自分自身の健康をないがしろにして来た」ことに施術を重ねることで気がつき、睡眠をしっかり取るようにしたことも、早期改善の大きな要因であったと考えます。
お困りの方はお気軽に当院へご相談ください。





お電話ありがとうございます、
はりきゅうルーム岳 代々木上原院でございます。