麻痺を元に戻すためにセカンドオピニオンとして来院したが、徐々に回復中!

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世の中の人々に猛威を振るっているコロナが一向に衰えを見せていない旬のある朝、半ば寝ぼけ眼で鏡を見て、なんじゃこりゃ〜?顔半分がガサッ!と地面の断層が地殻の変動でズレるように、全体で1.8センチぐらい下がっている。

およそ以前の顔がどうだったか思い出せないぐらい。何がおきているか理解できない。とりあえずとにかく病院へ。こんな時、どこへ行ったらよいのかも分からずまずネットで検索。コロナ診療で一般の診療も少ない中、主治医からの紹介状を持ってまずは大学病院へ。

最初に行ったのは脳内神経科、脳からの発症だと怖いので脳をチェック。すぐに撮ってもらえたMRIでは脳は大丈夫でひとまずホッとする。で、ほかの原因は帯状疱疹のウイルスによるものかベル型といってストレスによる末端神経ダウンのこと。私はこのベル型ということ。とりあえずその日は、先生からの説明では1ヶ月とか2ヶ月かかるが自然治癒とのことで、コロナ騒ぎのなか、抗生剤は免疫力が下がるので出さないと、抗ウイルス剤だけ出してもらい帰宅。

しかし翌日ますます下へのズレは大きくなっていく。瞬きもできず、右顔面はだら〜と下側に延び、何か食べれば筋肉が動く左にみんな引っ張られて、左がひょっとこで右がおかめ。なんじゃこりゃ〜〜〜とまたまたびっくりし、主治医と相談し今度は別の大学病院の耳鼻科へ。

耳鼻咽喉科では、様々の耳の検査や血液検査を行い、脳からパルスを伝える器官が炎症していて、その先の神経が傷ついてダウンとのこと。ベル型の顔面神経麻痺への対処として、今最も大事なのは、抗生剤をこの時期一日も早く服用することと伺った。同じ大学病院でも処方が異なる。調剤薬局で大量の投薬を受けて帰宅。約2週間後の再診を予約するも、本当に顔は戻るのだろうか?後遺症なく戻るのだろうか?ドクターに伺うも、やってみなければ分からないと・・・。いや、やってみなければ分からないでは困るのだ、と不安は拭えない。神経系であれば、と、はり治療について耳鼻科のドクターに聞いたところ、はり治療に対してデータがないので何とも言えないが、やって悪いことはないとの話。

帰宅後、再度家族とネット検索。やれることはとにかく何でもやるこの顔が戻らなければ人前にも出られない。友人何人かに電話をして、何しろこの顔が戻らなければ会えない旨を伝える。ありゃ〜〜〜エレファントマンだね〜〜〜と、友人たち。心優しいエレファントマンは、その奇病のせいで崩れた顔をさらして見世物小屋の芸人として生きた19世紀末のイギリスの実在の人物。

このままでは、私もエレファントマンだ。そう思うと、とにかく神経を戻さなくては、一つの後遺症もなく戻らなくては・・・。そのためにできることは何???

家族でまたまたネット検索。すると、耳鼻科専門のハリ治療院があるよ、と、娘が見つけてくれたのが、はりきゅうルーム岳代々木上原院。耳鼻科診療の中に、顔面麻痺が診療科目にあった。動画の紹介もあり、何度かの治療で良くなっていく過程も紹介されていた。藁にもすがる思いで、さっそく電話。症状を話し、確かにお引き受けできる内容ですとのことで、翌日の予約を取り通院を開始した。

現在、通院6回目を終えた。額にも動きが出てきており、右顔面の下がりも5ミリぐらいの差になってきた。最初の数回は通院していても症状は進んでいく。おかめひょっとこどころか、顔半分はブルドック顔。目は自らの力では閉じることができず、口も食べ物はぽろぽろこぼれる始末。テイッシュや手で口を押さえながらの食事が続いた。その間仕事は続けていたが、PC作業では使える左目の疲労が半端なかった。

岳でのはり治療は、はりをダウンしている顔面の神経にさすのかと思っていたら、まったく違っていた。滞っている血流をよくして栄養を傷ついた神経へ流してあげるのだという。

身体のツボをさがし、コリといわれている血流の滞りを探し、また体のゆがみやリンパに沿って首肩への整えなどが中心。いたッ!と思うこともたまにあるが、鍼灸師さんと会話しているうちに、30分の診療が終わっている。特に苦痛もない。毎回楽しく面白く世間話をしているうちに体が整えられていく。私にとって未知の神経ダウン、先が見えない不安の中で、誰でも通る道です、との鍼灸師さんの強い言葉は、どれほど救いになったことか!

家での自分でできる温熱法を教わり実践。顔や肩首筋をレンジで温めたタオルなどで温め血流をよくするといった、ほんとにごくごく当たり前の対処法。これがまたほんとに気持ちよく、眼精疲労の温熱マスクでも翌日には半眼だった目が開き、目尻も上がってきた。

岳に通院して本日で2週間、回復傾向に向かって顔はだいぶよみがえってきた。

岳では、1日おきに通い、都度の不安や毎日のせ生活の仕方など話しながら、ちょっとした手技で自分で治療に結びつくノウハウを教わっている。それらの一つ一つが確実に神経の蘇りや筋肉の再稼働に役立っていて、顔にしわが戻り表情の蘇りを促進している。

顔の半分ダウンするという顔面麻痺を発症して、今回より強く学んだことは、治療を受ける際はセカンドオピニオンどころかトリプルでもクオーターでも自分で納得いく先生と治療法を積極的に見つけることがとても大切だということ。極端なことを言えば、ある日病院を訪れ自分の症状を話した先生が、本当にこの症状に適した先生であるかどうかはいわばルーレットのようなもの。私の場合は三者三様の対応であり、処方がみな違っていた。何をどう信じて続けるかは自分の判断となる。

もしあのまま1ヶ所の診察で終えていたら今頃は自然治癒とか言われてじっとして遅々として回復が進まない顔を見ながら、やきもきしてストレスがまた溜まってたに違いない。また次の耳鼻咽喉科では、大量の投薬と顔面マッサージをどんどんしなさいという指導法を伝えてその後1ヶ月検診のみ。

岳を見つけて週3回の通院は日ごとの変化を報告したりして、寄り添った治療を受けている。体全体を見てコリ部分などに鍼を刺して解きほぐし、血流をよくして栄養をいきわたらせダメージ部分の改善を図っていくいわば、「整える」、という東洋医学の治療は今回初めてだったが、データに基づく治療で対処療法を実施する西洋医学をバランス良くとりいれることでより良い効果が上がっているのでは?と自負している。

顔が崩れるなんてめったに経験できない事、どうせこんな病気になったのだから、この年齢でも、いやこの年齢だからこそ顔を綺麗にするということにチャレンジしたらどこまでいけるか?を病後の楽しみとして、まず神経を戻すことを本分として本日も岳に通院。

S・Tさん 74歳 東京都調布市 会社役員

※お客様の感想であり、効果効能を保証するものではありません。

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はりきゅうルーム岳 代々木上原院