薬を飲んでも治らなかった鼻の症状が、鍼の効果でスッキリしました！

来院したのは偶然だった。10年くらい前に鼻〜喉にべたっと張り付く感じがあって甲状腺がおかしいのか勘違いするほどだった。耳鼻科に行って処方された薬を飲んでとりあえず治るがすぐに元どおり。重症ではなかったのでそれ以上どうすることもなく諦めた。

数年前「上咽頭炎」という病名を知ったが、激痛を伴う治療ときいて断念。

今年の8月たまたま本屋で『慢性上咽頭炎は東洋医学で治す』を見て、めまい・花粉症他も関連していると書いてあり、1ヶ月に２回めまいで不調が続いたこともあり、すぐに予約を取った。初回に症状を延々1時間くらい？聴いてもらい気分ともに軽くなった。自分でも健康面で地道な努力をしているのになぜ「何か調子が悪い」のかが常識化しているのだろうと思っていたから。

実際治療が始まると、その内容と目的が説明してもらえる。いまだに肘の凝りが胃の凝りにつながり、それが鼻の裏に繋がる仕組みは謎だが、よく考えればアレロックがアレルギーに、トラベルミンがめまいにきく、西洋医学の仕組みもよく知らずに服用しているのだから、それと同じだ。実際施術後は鼻がすっきりする。具体的にいうと鼻の裏側の鼈甲飴みたいなのが緩くなって溶け出す感じ。「カサブタが知らないうちに剥がれた」みたいな時もある。通院前は喉に何か障害物があると感じることも多かったくらい異常だった。ここ1ヶ月めまいもない。

治療費に少々ぎょっとしたが、治せるのだという希望と治すのだという意思が持てるし、治ってきている実感があるのだから安いものだと思うことにしている。

小さな即効性はあるが、その持続性はまだ薄いので以前の私ならやめてしまったと思うが、健康は統合的になされるものだとわかってきたので、これからも頑張りたい。

もっと早く知っていればなぁとさえ思う。数値的には健康上問題がなかったため、これが治療対象となりうる病気だと気づくまでが長く、疲れか不摂生かと思い当たる節のせいにでき、酷い時でも市販の薬でその日は対処できてしまう上、たとえ節制しても改善されないのがわかると症状に対していかに鈍感でいられるかで乗り越えられているのでいつのまにか様々なことに制限をかけていると自分でも気づかなかった。そういう方におすすめしたい。