耳の閉塞感・「ブーン」という低音の耳鳴りが4回の施術で改善

お客様

40代 女性 事務職

来院

2020年2月

症状と来院理由

来院1週間前、風が耳元で吹いているような「ザーッ」という耳鳴りに気がついた。保育園児と小学生の子供がいるが、遊んでいる時など、その声が割れて響いて辛い。おかしいと思耳鼻科を受診。「突発性難聴」と診断。薬を処方された。

 

来院時は、水の中にいるような耳のこもり、閉塞感・周りが静になった時、寝る前に気になる「ブーン」という耳鳴りがある。

 

過去に同じ病気になった経験のある知人から「発症から2週間がタイムリミットだよ!」と言われ、焦り、病院以外の手立てはないか探した。

 

「突発性難聴」で検索したところ、当院の「肩こりをなくすことで耳の不調を改善していく」という旨の記載に目が留まった。ひどい肩こりの自覚があったため、ここなら良くなるかも、と希望を抱いて来院された。

 

この先、症状が固定したり悪化するのでは、と不安を感じている。まだ小さい(保育園児と小学生)子供が2人おり、自分自身が健康でいることが家族の幸せには必要だと感じており、なんとしても治したいと考えている。

 

治療内容と経過

初回:肩こりを解消することによる耳への血流増加を試みた。特に右顎の緊張が強く、それが肩こりにつながっていた。手と骨盤のツボを用いて施術した。

 

2回目:初回の帰り道から閉塞感が減ったが、まだ不安定。静なところで気になる「ブーン」という耳鳴りはある。

 

3回目:耳鳴りは普段は気にならなくなっている。初回同様の施術を行った。

 

4回目:調子は良い。耳の不調に対する不安感もだいぶ減った。

 

6回目:良い状態を維持。耳鳴りはもうない。不安もない。

 

症状の安定、状態の確認のため1ヶ月後の来院とした。

主に使用したツボ

合谷R、心癒R、顎緩R

 

考察

肩こりの原因は人それぞれある。原因をきちんと見極められるかが早い回復を実現するカギである。この症例の場合、顎の緊張が強いことが原因として大きかった。

 

さらに患者本人の回復に向けた取り組みも大切。これまで疲労を溜め、自分自身の健康をないがしろにして来たことにに施術を重ねることで気がつき、睡眠をしっかり取るようにしたのも大きかった。

はりきゅうルーム岳 代々木上原院