2度目の発症。口の違和感から始まったハント症候群

お客様

30代 女性 会社員

来院

2017年 7月

 

症状と来院理由

仕事をしていた時に左口に違和感を感じた。それから数時間のうちに口がどんどん動かなくなった。高校生の時に顔面神経麻痺を患っているため、すぐに顔面神経麻痺と分かり、耳鼻科に行き、「ラムゼイ・ハント症候群」と医師より言われる。

薬を服薬しながら、ネットで他の方法を探すと、鍼灸が有効という事を知る。顔面神経麻痺を専門としている点と、顔の鍼をしない点から当院を来院。

発症から3日後に鍼灸を開始。

施術内容と経過

発症から数日は麻痺が悪化するため、まず悪化を阻止するために手足に鍼をしていった。

その後は頚の後ろや背中の緊張を解くために施術を行った。すると「玉ねぎの皮を剥いでいくように」麻痺が改善していった。

麻痺の改善を助けるのは睡眠であるため、22時~2時を寝てもらうように生活指導も行った。その結果、2ヶ月半の施術で麻痺が全快した。

 

主に使用したツボ

L5(1)L  転龍L  G谷L

考察

改善の鍵になったのは「発症からの日数」である。発症から1週間以内に施術を開始出来れば、予後は極めて良い。一般的に難治性であるラムゼイハント症候群も例外ではない。

顔面神経麻痺に悩んでいる方は1日でも早く施術を開始する事を強く薦める。施術技術を磨くと共に、鍼灸の有効性を世間に伝えていきたい。

顔面神経麻痺について詳しくはこちら

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