局所的ではなく体を多角的に見ることが功を奏している症例

お客様

50代 女性 事務職

来院

2019年5月

症状と来院理由

1年半前に突然右側の顔が動かなくなった。病院ではベル麻痺と診断され、1週間入院しステロイドの点滴を行うことになった。筋電図は20%だと言われた。退院するも改善があまり見られず、鍼灸院に通うことにした。1年ほど通い少しずつだが改善していった。月日が経つと改善が見えずらくなり、職場が変わったことをきっかけに別の鍼灸院を探した。顔に鍼をするが変化がみられず、また鍼の痛みが強く通院が辛くなった。もっとよくしたい想いから顔に鍼を刺さず安心できると感じ当院に来院された。

柳原法は27点で7割方回復していると医師に言われている。しかし食事の際、大きく口を開けることやすすることができず食べにくい。ストローも使いにくく外での食事が困る。

施術内容と経過

顔面神経が正常に働く機能を取り戻すため、首肩のコリを緩め血液を顔面神経に促すことを施術の方針とした。手のツボに鍼をすると首のコリが緩んだ。

5回目の施術では、頬のツッパリ感が若干軽くなり動きがスムーズになった。

12回目の施術では、口を動かすのが楽になり食事が取りやすくなったとのこと。

23回目にはストローを使って飲むことができるようになり、すすることもできるようになった。

家族や友人にもどんどんよくなっていると言われたとのこと。

現在も施術を継続中。

使用した主なツボ

面谷R  張陽R  天肘R

考察

顔面神経麻痺は月日が経つにつれ改善がみられにくい。顔の付近に施術を行うのでなく、体全体を多角的に診ることで改善へと向かっている。しかし、筋電図の%を考えると初期段階で適切に施術をすることで、もっと後遺症は減らせていたのではないかと思う。現在は大きな口を開けて食事を取るのを目標としている。