脳梗塞が疑われた顔面神経麻痺の例

お客様

女性

来院

2019年2月

症状と来院理由

来院の2週間前、朝起きると耳の後ろに痛みがあったが、首の寝違えかと思い気に留めなかった。しかし、数日経っても痛みが治らず、水を飲むと口の左側から水が溢れてしまった。顔を見ると、口が垂れ下がっており、瞬きもできずまぶたが垂れ下がっていた。

脳梗塞かもしれないと疑い、病院で検査(MRI・CT)をしてもらった。脳に異常はなく、医師に「顔面神経麻痺」と診断された。入院を勧められ、点滴と飲み薬で経過をみることになった。

退院後も口が動かしにくく話しにくい状態が続いている。また飲み込みにくさがあり、食事はきざみ食しか食べることができない。「西洋医学だけではダメかもしれない」と考え、入院中に当院のHPを見つけ来院された。

施術内容と経過

食事がしにくいという観点から、喉の状態を整えるよう足に鍼をした。また花粉の影響もあり鼻の通りが悪い状態とのことから、肘のツボに鍼をし鼻のつまりを解消した。

2~4診目、少しずつ食事で固形物が食べれるようになってきた。口の動きはスムーズになり話すのに違和感はなくなった。

5~9診目、瞬きもスムーズになりまぶたの垂れ下がりも改善、食事も好きに食べたいものを食べれるようになった。

主に使用したツボ

基衝L 肘鼻L 咽橈L

考察

喉や鼻の影響によって、顔面神経にダメージを与えてしまうケースがある。今回の症例では、まさに鼻・喉の2つの点を集中し施術を行うことが重要になった。

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