風邪が原因だった、中高度の顔面神経麻痺(ベル麻痺)

お客様

50代 男性 自営業

来院

2018年 12月

症状と来院理由

12月中旬から風邪を引き、微熱が続き、大量の鼻水が出る。

12/21 朝起きると、顔の感覚がゴムっぽくなり、地元の内科を受診。総合病院の耳鼻科を紹介され、待合室で待機している間に麻痺が出現した。「ベル麻痺」と診断され、薬を処方された。インターネットで調べ、施術法がしっかり書いてあった当院へ来院(12/24)。

発症からどんどん悪化していき、当院へ来るまでに悪化し続けた。筋電図は20%代まで落ち続けた。

施術内容と経過

1回目(12/24)

発症から4日目で、麻痺が悪化している最中だった。悪化を止めるために顔面神経の炎症を取るツボに鍼をした。

2回目(12/26)

悪化は止められたため、顔に血液を送るために首・肩コリを取るように施術

5回目(1/15)

かなり動くようになる。本人の体感では7割回復したとの事。舌のシビレ感はまだ残る。

引き続き首・肩コリを解消し、顔に血液を集中させた。

6回目(2/2)

ほぼ問題なく動くようになり、筋電図も90%になる。見た目では全くわからないレベルまで改善。本人の希望もあり、施術を終了した。

主に使用したツボ

後谿R 養老R

考察

中高度の麻痺は改善までに期間を要する事が多い。これだけの短期間で改善できたのは発症から施術開始までが4日だった事にある。

顔面神経麻痺の発症から自身の状況を理解し、すぐに対処法を調べ、行動に移すまでのスピードが早い方が完治率も高くなってくる。そういう人を一人でも多くするために、この症例を書いている。

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