風邪で増悪した上咽頭炎の症状

お客様

50代 女性 事務職

来院

2019年6月

症状と来院理由

3年前から喉の奥に鼻水が流れる、耳の閉塞感があった。病院で処方された薬を飲むが症状の改善がみられない。

2ヶ月前に風邪を引き、その後微熱が続くようになった。鼻の奥に焼けるような痛みがあり、後鼻漏が増えた。耳の閉塞感も増悪傾向にあり辛い。1週間前にも発熱があり、痰が絡むような咳が出るようになった。

インターネットで症状や治療法でいろいろ調べている内に、耳鼻科専門の当院を見つけ来院された

 

施術内容と経過

身体を触診すると、上咽頭部に炎症がある人特有の首のコリがみられた。手足のツボに鍼をすることでそのコリを緩めた。

3回目、鼻の奥の焼ける痛みは消失した。痰が絡む感じはあるが咳はしなくなった。耳の閉塞感は残っているため顎関節周辺の緊張を足のツボを使って緩めた。

6回目、耳の閉塞感がある時間帯はほとんどなくなり、痰も気にならなくなった。

その後もペースを空けながら施術を続け、状態が安定しているの確認し10回目の施術で終了した。

 

主に使用したツボ

降膝R 緩項R 張陽R

考察

後鼻漏の方に多い典型的な首のコリが原因となっていた症例。長期に渡って後鼻漏の症状を訴える方は上咽頭部に熱がこもっている。コリを取り除くことで早期に症状が改善された。

上咽頭炎・後鼻漏について詳しくはこちら

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