「もう歌えない」と諦めていたが、上咽頭炎の施術で克服

お客様

30代 女性  職業 司会等

来院

2019年 11月

症状と来院理由

2017年の10月から、声がかすれてしまい、鼻の奥に痰がへばりつくような感覚があり、後鼻漏にもなった。

現在も同じ症状が続いている。

加えて、鼻の奥の熱い感覚と、ヒリヒリとした痛みがある。

 

耳鼻科へ行き、上咽頭炎と診断された。

10回以上、激痛に耐えながらBスポット療法を受けたが、翌日には症状が戻ってしまうことの繰り返しだった。

歌を歌ったり喋ったりと、声を使う仕事なため、特に歌に関しては、もう歌えないと諦めようかと考えるくらい思い悩んでいた。

このままでは仕事が続けられないと思い、少しでも症状を良くなればと思い来院。

治療内容と経過

初回時

上咽頭炎に関係するコリが首にあった。手足のツボに鍼を行い首のコリを緩めた。

炎症を少しでも早く改善させるために、消炎効果のある手のツボに針をした。

 

手首の冷えが顕著にみられたので、保温の指導をした。

食事に関しても、上咽頭炎を悪化させてしまう食事を避けるよう説明した。

 

2回目(前回から1週間後)

初回時の翌日は、少し声を出しやすく感じた。

その2日後に、仕事で声をたくさん出し、声のかすれが悪化した。

鼻の奥のヒリヒリする痛みも強くなった。

 

前回と同様のツボに鍼をした。

治療直後から鼻の奥のヒリヒリする痛みが軽減した。

 

5回目(初回から約1ヶ月)

声のかすれがかなり改善した。

鼻の奥の熱感とヒリヒリする痛みが消失した。

後鼻漏は治療から5日ほど経過すると、症状が戻ってくる。

 

首のコリを緩めるために、手足のツボに針を行なった。

 

10回目(初回から約2ヶ月)

風邪をひき、一時的に声のかすれが再発したが、1週間で改善した。

後鼻漏も風邪とともに悪化したが、まだ残るも改善してきた。

 

引き続き、首のコリを緩めるツボをに鍼をした

 

14回目(初回から約2ヶ月半)

後鼻漏を感じることがなくなった。

歌を歌う機会があったが、声がかすれることなく歌い通せた。

 

残っている首のコリを緩めるために、手足に鍼をした。

 

現在も、再発予防のために通院している。

主に使用したツボ

漏円L 鼻際R 上呉L

考察

今回のケースは、慢性上咽頭炎ではあったが、炎症が強かった。

そのため、初回から4回目の治療までは、首のコリを緩めることに加え、毎回消炎のツボを使い治療をした。

そのため、5回目以降で、風邪を引いた時以外は鼻の奥の熱感、ヒリヒリする痛みは出ず、強い炎症症状は認められなかった。

 

声のかすれに関しては、後鼻漏が減り、流れ落ちて喉に痰がへばりつく事が少なくなってくると同時に改善してきた。

 

上咽頭炎の治療で、痛みや後鼻漏の改善はもちろん、声のかすれも改善する事が認められたケースであった。